採用者ブログ

顔写真を依頼するかしないか

「応募で顔写真をお願いしても大丈夫ですか?」これは外国人の採用に慣れて

「応募で顔写真をお願いしても大丈夫ですか?」これは外国人の採用に慣れている日本の多くの雇用主から聞かれた質問です。その雇用主の皆さんは顔写真添付を差別的だと考えている外国人求職者の目には印象が悪く見えないかと思案しています。

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの多くの州では、顔写真の提出を求めた場合、年齢や人種差別の法的問題が発生することがあります。実際にはまれですが、存在しています。これは米国雇用機会均等委員会において”禁止された雇用方針”です。

日本に住んで25年以上(と書くと急に老けた気がしてしまいますが)、履歴書に写真を添付することは普通の事で、差別的なものではないと思っています。まあ私たちは人間なので、見た目で判断してしまう事がたまにはありますが。(例えば、あの人は私が大嫌いな隣人にそっくりだとか)

私は外国人を雇うときは必ず応募者に写真を添えてもらいます。理由は皆さんが想像するのとは違います。

主な理由: 応募者がその依頼に従っているかを見る

求人の説明にに顔写真を添付して応募してくださいと書いてあるのに添付しない場合、私は次のいずれかの結論を出すことができます:

  1. 求人の説明全体を読んでいないか、読んだとしても指示に従っていない。それでは雇用は考慮されません。
  2. 応募者はその依頼に気付いていたのに、それをあえて無視した。これは、その応募者が日本の習慣について何も知らず、協力的な人ではないことを意味します。 (つまり、それは差別的なリクエストであり、スキルとは何の関係も無く、応募者はそれを拒否するという事を意味する)。 時には柔軟性と協調性が必要で、「それは私の仕事ではありません。それは私の契約にはありません」と言うスタッフは採用するわけにはいきません。

外国人の求職者に顔写真を提出してもらうのは、その人が順応的かどうかの目安になります。 海外での生活では、自国での生活以上に柔軟性が求められるので、それを実行できる人の方が日本での仕事で成功する可能性が高いということを覚えておいてください。  

SNSの写真や卒業写真など、履歴書に適した形の写真ではなかった場合でも、その応募者を考慮します。その応募者は日本の文化的な知識が足りないかもしれないけれど、おそらく一緒に仕事をしていく上では合わせられる人だと思います。 

以下は、その背景をリサーチしたもので、私を驚かせた事をいくつかご紹介します。 

魅力的な人ほど仕事のオファーが多い?

背の高い人の方が稼ぎがいいという研究結果がある一方で (2004年にアメリカで行われた調査では、身長1インチ高くなるにつれ年間収入が約789ドル高くなることがわかりました – 性別、体重、年齢を照査した研究) 、これは必ずしもどれだけ魅力的かというに事に当てはまるわけではありません。

顔写真を添付することは、イケメンには良い事であり、きれいな女性には悪い事。

米国の法律では、顔写真を添付することは推奨されていませんが、多くの応募者は、有利になると考えているため、とりあえず添付しています。顔写真付きの履歴書は処分されにくいと考えられています。(捨ててしまった方がいい酷い写真がいまだに箱にはいって取ってあったりするのと似ているかもしれません。写真という物はなかなか捨てにくい物で、そのままになっていました。私は近藤まりえの助けが必要なようです。)

顔写真を添付するのは女性にとって最善の方法ではありません

 ソーシャル・サイエンス・リサーチ・ネットワークは、履歴書に顔写真を添付したきれいな女性よりも、添付していない女性の方がはるかに多く連絡を受けていることを突きとめました。 その結論には驚かされました。 それは、人事部が女性で構成されており、職場の魅力的な女性への同僚女性からの嫉妬や妬みが原因であるというのです。逆に、写真を添付したイケメンは、写真を添付しなかった男性よりも多く連絡を受けていました。 社会としてそこまで浅はかでない事を願いますが、それがリサーチからの結論です。  

見た目が良い方が採用されやすい? https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1705244

私が求職者にアドバイスしているのは、履歴書に顔写真を絶対に載せることです。もし雇用主が外見で差別をするようなら、そこで働きたいとはそもそも思わないでしょう。面接に呼んでおいて仕事の要件とはほとんど関係のないことで採用されずに終わるなんて時間の無駄じゃないですか?

Peter Lackner is the Managing Partner at JobsinJapan.com and has had management-level positions at major job boards in Japan including: CareerCross.com, GaijinPot, CareerEngine (formerly eCentral) and currently the managing partner at JobsinJapan.com.

Running a job board gives Peter the opportunity to speak with employers and job seekers every day and find out why some are successful and others are not. Speaking to both employers and job seekers has given Peter the ability to be able to see both sides of the hiring process. This is why JobsinJapan exists - to help job seekers find the jobs they want and employers to find the candidates they need. 

Peter is active in the ETJ (English Teachers in Japan organization), a member of JALT’s School Owners SIG and currently on the Board of Directors of the Tokyo Association of International Preschools.

You can often find Peter speaking to groups on how to get a new or better job, and to employers on how to avoid making a bad hire.

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